2.道の記憶をたどる旅  〜古代から近代までの藤沢宿を歩く〜

出発時間:11時00分  定員:15名


 藤沢宿エリアは宿場町というイメージが強いですが、それ以外にも様々な歴史が積み重なっています。
近世以前には白旗神社や遊行寺などの都市の核が生まれ、近代以降は問屋街や官庁街として発展し藤沢市発祥の地となりましたが、関東大震災によって大きく破壊されてしまいました。しかし見事に復興を遂げ新たな藤沢宿として生まれ変わったのです。
このツアーではあえて江戸時代以外の時代に生まれた「古代・中世の道」や震災復興道路などの「近代の道」を中心に歩きながら藤沢宿エリアにおける「道の記憶」をたどり、宿場町とは違う藤沢宿の姿を探していきます。
今の様子とはちょっと違う「大藤沢復興市街図」を手に歩いてみれば藤沢宿の新たな側面を知ることができるでしょう。

1説明

ルート

御殿辺公園出発

白旗横丁から厚木道を見ながら白旗交差点へ

震災復興道路である南仲通りを歩く

労働会館前の「馬場窪」から藤沢小学校北側の小路へ

藤沢橋周辺の鎌倉道や広小路、藤沢橋を見る

現地解散

ルートマップ

2説明

見どころ「時代の交差点」

「時代の交差点1」― 白旗横丁や厚木道は江戸時代以前に生み出されたものです。白旗交差点はかつてはT字路で南側には山王山にある山王神社への階段(後の藤沢高校につながる階段)が伸びていましたが、昭和に入り駅に向かう新たな道が整備されました。ここは古代・中世・近世・近代の道が集まった歴史的意義の大きい場所であると言えます。


「時代の交差点2」― ここは様々な時代で「藤沢宿の玄関」となった場所です。鎌倉時代には鎌倉に向かうスタート地点であり、遊行寺の入口であり、江戸時代には宿場町の入口として見附が置かれた場所であり、江の島へと向かうスタート地点でもありました。その一方でこの場所の歴史ある橋は実は現遊行寺橋(旧大鋸橋)であり、立派な造りの藤沢橋は昭和に入って架けられたものであるということを知らない人も多いかも知れません。